シミ消しの治療薬、どんな種類があるの?

シミ消し,治療薬

肌にシミができていると、ついつい気になってしまいますよね。

鏡を見るたびに「早くシミを消したい!」と思っている人も多いことでしょう。


この記事ではそんな人のために、シミ消しの治療薬について取り上げています。

シミ消しの内服薬と外用薬、それぞれどんな種類や効果があるのか詳しく解説していきます。


これを読んで、自分に合ったシミ治療を始めましょう。


内側からアプローチ!シミ消しの内服薬の種類は?

シミ消し,内服薬

まずは体の内側からシミにアプローチする方法です。ここではシミ消しに用いられる内服薬についてご紹介します。

シミ消しの内服薬、どんな種類があるの?

シミ消しに用いられる飲み薬には、どんな成分が含まれているのでしょうか。それぞれの成分について詳しく見ていきましょう。

・トラネキサム酸(トランサミン)
トラネキサム酸には「抗プラスミン作用」があり、メラニン色素ができるのを防いでくれます。

シミだけではなく、治療が難しいといわれている肝斑(かんぱん)にも効果があるとされています。


トラネキサム酸を配合した内服薬は、病院で処方してもらえるほか、「トランシーノ」などの市販品もあります。

また、内服薬だけでなく外用薬もあります。


・ビタミンC(L-アスコルビン酸)
ビタミンCにはメラニンの発生を抑えたり、肌のターンオーバーを促したりする働きがあります。

また、肌のハリを保つのに欠かせないコラーゲンを作る材料にもなります。


ビタミンCを配合した市販薬には、「チョコラBBルーセントC」「キミエホワイトプラス」などがあります。


・L-システイン(ハイチオール)
L-システインには、肌のターンオーバーを整え、シミの原因であるメラニンが排出されるのを促すはたらきがあります。

ビタミンCとともに摂取することで、メラニンを無色化する効果も期待できます。


L-システインはビタミンCと合わせて処方されることが多く、市販薬でも「ハイチオールC」のように、ビタミンCと一緒に配合されていることが多いです。


・ビタミンE(トコフェロール)
ビタミンEには抗酸化作用があり、活性酸素を抑えてメラニン色素が生成されるのを防ぐ働きがあります。

また血管を拡張して血行を良くしたり、肌のターンオーバーを促進したりする働きもあり、シミの予防・改善どちらにも役立つ成分です。


ビタミンEはビタミンCと合わせて摂取することにより、効果がアップすると言われています。

ビタミンEを配合した市販品には「ユベラ」などがあります。

飲み薬でシミが消えるのはなぜ?

体に取り込まれた美白成分は、血液によって全身に送り出されます。

その美白成分が肌の細胞に働きかけ、メラニン色素が作られるのを防いだり、ターンオーバーを促したりしてくれます。


特に内服薬が効果的だとされているのは、トラネキサム酸による肝斑の治療です。

トラネキサム酸は、メラノサイトを活性化させるプラスミンという物質の働きを抑えてくれます。


それによってメラニン色素が作られにくくなり、シミのないキレイな肌になっていくという仕組みです。

<関連記事>:シミの原因、メラノサイトとは?

シミ治療薬を服用するときの注意点は?

内服薬でシミの治療を行う場合、飲み始めてからすぐに効果が出る訳ではありません。

効果が出ないからと中断せず、医師の処方や市販薬の用法に従って根気よく続けましょう。


またシミの種類や状態によって、取り入れるべき成分は異なります。

市販薬でなかなか効果が出ないと感じる場合は、美容皮膚科などで相談するのがオススメです。


飲み合わせに注意が必要な薬もあるため、市販薬を飲んでいたり、他の病気などで処方されている薬がある場合は、忘れずに医師に申告してください。


シミ消しの外用薬、どんなものがある?

シミ消し,塗り薬

今度は体の外側からシミにアプローチする方法です。

外用薬で多いのは塗り薬ですが、どのようにしてシミを治すのか詳しく見ていきましょう。

シミ消しの外用薬、どんな種類があるの?

シミ消しに用いられる外用薬には、どんな成分が含まれているのでしょうか。

さまざまな成分がありますが、そのなかでも代表的なものを紹介します。

・ハイドロキノン
ハイドロキノンは酵素の働きを抑え、新たにメラニンが作られるのを防いでくれます。

ハイドロキノンの効果は非常に高く、一般的な美白成分の約100倍もの作用があるとされています。


効果が強い分、副作用も出やすいため、ハイドロキノンは基本的に医師の処方を受けて使用します。

美白化粧品のなかにはハイドロキノンを配合したものもありますが、副作用を防ぐため低濃度でしか含まれていません。


・アルブチン
アルブチンは植物由来の美白成分で、メラニンが黒く変色するのを防ぐ効果があります。

美白成分のなかでも肌への刺激が少ない方なので、敏感肌の人にもオススメです。


医師から処方してもらえるほか、アルブチンを配合した「ケシミンクリーム」などの市販薬があります。


・トレチノイン
トレチノインには、皮脂の過剰分泌を抑えたり、角質を剥がれやすくする作用があります。

トレチノインはビタミンA誘導体の一種であり、もともと血液中に含まれている成分であることから、副作用も出にくいとされています。


まだ日本で認可されていないため、トレチノインの市販薬はありません。

個人輸入することも可能ではありますが、万が一何か起きたときのことを考えて、医師に処方してもらうことをオススメします。

塗り薬でシミが消える仕組みは?

塗り薬に配合されている美白成分は、水分とともに肌の奥の方へと浸透していきます。

そこでメラニンの生成を抑えたり、肌のターンオーバーを促進したりすることで、シミを薄くします。


外用薬でシミ治療をする場合に時々あるのが、トレチノインとハイドロキノンを組み合わせて使うという方法です。

トレチノインによって古くなった角質やメラニンを含む細胞を排出し、ハイドロキノンによって新たにメラニンが作られるのを防ぐことで、シミのないキレイな肌を作ります。

<関連記事>:なかなか消えないシミの原因は加齢とストレスが問題かも!

シミが消えるまでにかかる期間は?

美白成分は肌への刺激が強いため、はじめは成分の配合量が少ないものから使っていきます。

そして肌の状態を確認しながら、徐々に配合量が多いものへと変えていきます。


シミの濃さや範囲などによって変わりますが、シミが消えるまでの期間は、大体1~3ヶ月程度を目安に考えておいてください。

濃いシミの場合、それ以上になることもあります。効果が出るまで時間がかかりますが、あせらず地道に治療していきましょう。


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シミの疑問

費用や効果のこと、副作用のことなど、気になることや不安なことがあると始めにくいですよね。

ここからは、シミ消しについて多くの人が疑問に思っていそうなポイントをまとめています。

処方薬と市販薬、効果に違いはある?

病院でしか処方できない美白成分もありますが、市販で購入できるシミ治療薬も多くあります。

ただし同じ成分の薬を購入する場合、市販よりも処方薬の方が、濃度や配合量が多くなることが一般的です。


それなら処方薬を、と思うかもしれませんが、シミの治療は診察・処方薬ともに保険が適用されません。

シミが消えるまでに時間がかかること、そのあいだ薬を飲んだり塗ったりし続けることを考えて、経済的な負担が大きくなりすぎないように気を付けてくださいね。

内服薬と外用薬、どっちが効果的?

内服薬と外用薬では、シミにピンポイントかつ高濃度で届くということで、外用薬の方が効果的だと言われています。

シミを消したい範囲が狭く、特に目立つものだけ治したい、という場合には外用薬がオススメです。


ただし、肝斑治療の場合には内服薬が効果的です。

肝斑は出産やピルの服用などをきっかけに症状が出始めることから、ホルモンバランスの乱れが関係していると考えられています。


肝斑の治療には、ホルモンバランスを整えてくれる内服薬が有効です。

肝斑は通常のシミに比べて治療が難しいとされていますが、内服薬を使って根気強く治していきましょう。

<関連記事>:肝斑に効く化粧品はある?正しいケアで早く治そう!

シミの治療、気を付けたいポイントは?

今あるシミを消すのはもちろんですが、これから新しくシミができないようにするのも大事なことです。

内服薬や外用薬でシミを治療しながら、シミの予防にも少しずつ取り組んでいきましょう。


シミ対策で最も重要なのは紫外線対策です。紫外線によって肌がダメージを受けると、メラニン色素が作られてシミになります。

これ以上シミを作らないためにも、できるかぎり紫外線を浴びないように気を付けてください。


日焼け止め以外にも、帽子や日傘、アームカバーなどさまざまな紫外線対策グッズがあります。

これらのグッズを駆使して、夏以外の季節もしっかり対策しましょう。


そのほか、スキンケアの方法や食事・睡眠などの生活習慣を見直すことも、シミ予防に繋がります。

すぐに効果が出るものではありませんが、肌に良いことを少しずつ積み重ねていきましょう。いつかその努力がお肌に現れるはずです。


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