オゾン層の破壊によって、年々地球上に降り注ぐ紫外線の量は増え続けています。
多くの女性がUVケアには心を砕いていると思いますが、夏はまめにケアするけれど、冬場はあまり意識していないという人も多いようです。
確かに、夏場と比較すると冬は紫外線の量が少ないですが、量の差はあれど紫外線は一年中降り注いでいますので、四季を通じたケアが重要になります。
また、それぞれの季節によって美白ケアの方法が異なりますので、その時期に合わせたケアを行うことも大切です。
こちらでは、季節に合わせたUVケアや、その方法などについて深く掘り下げています。
目次
美白スキンケアは何月頃から始めるべきなの?
紫外線は大きく3種類に分けられる
紫外線は大きく分けてUV-A、B、Cの3種類があり、それぞれ作用が異なります。UV-Cは地上まで届かないので、皮膚など人体に影響を及ぼすことはありません。
UV-Aは長い時間浴びてしまうと肌の奥まで浸透してコラーゲンなど肌の水分を保持する成分を破壊し、シワやシミの原因となります。
UV-Bは肌の奥までは届かないものの、波長が短く強い紫外線なので、浴びることで日焼けによる赤みや炎症、水ぶくれなどを起こしてしまうものです。
春や夏に紫外線量が増大しますが、秋冬だからといって紫外線が全く降り注がない訳ではありません。そのため、その時期に合わせたケアが重要になります。
UVケアは一年を通して必ず行う
紫外線がもっとも強くなるのは、5月から8月頃までです。しかし、それ以外の季節でも、紫外線は常に降り注いでいます。
家庭で使用されている蛍光灯からも紫外線は出ていますので、四季を問わず、一年中UV対策をすることはマストです。
真夏に行っているようなUV対策を一年中行う必要はありませんが、メイク下地やファンデーションは必ず季節に応じたUV効果があるものを選びましょう。
最近のベースメイクアイテムは、ほとんどがUV成分を配合していますので、この点はあまり心配ないと思います。
日焼け止めは季節に合わせたものを選ぶ
一年を通して使用する日焼け止めは、季節に応じたものを選びます。
日焼け止めには、SPFやPAといった紫外線を防ぐ効果を表す値が表示されていますが、SPFは前述したUV-Bを防ぐ効果を表しており、PAはUV-Aはの効果を表しています。
それらの数値が高いほど、UV効果も高いです。
日常生活の上でUVケアをする場合、または冬場などにおいては、SPFは20から30、PAは++程度のものを選べば十分です。
アウトドアを楽しむときや真夏においては、SPFが30から50、PAは+++のものを選ぶとよいでしょう。
しっかりUVケアをしたいから、1年中効果が高いものを使いたい、という人もいるかもしれません。
しかし、日焼け止めはその効果が高いほど肌への負担も強いといわれていますので、肌に必要以上の負担をかけないためにも、季節に応じた日焼け止め選びは大切です。
<関連記事>:日焼け止めがハワイで禁止!その驚きの理由とは?
美白化粧品によるスキンケアを始める時期はいつ?
UVケアと並行して365日コツコツと美白化粧品でケアすることで、より透明感のあるきれいな肌を手に入れることができますが、中には紫外線量が強くなる春・夏だけ美白化粧品を使用しているという方もいるのではないでしょうか。
意外なことに、美白スキンケアにおいては、紫外線の量が落ち着く秋・冬も集中的に行うのが効果的なんです。
どいうのも、夏までに強い日差しに負けない丈夫なお肌を作ることと、夏に受けた紫外線ダメージを修復させるためにも、秋から本格的に始める美白ケアが重要になってきます。。
冬は紫外線の影響を受けにくいことから、美白ケアの効果を実感しやすいため、ケアのしがいがありますよ。
夏の紫外線によって肌が乾燥しやすくなっている上に、冬にかけてさらに空気の乾燥が進んでいきますので、美白ケアと並行してしっかり保湿ケアを行うことを忘れずに。
季節に合わせた美白ケアを行おう!
季節に応じたケアで、より美白効果を高めよう
春から紫外線の量が一気に増えますが、意外と危機感が低いのが2月から4月の春頃です。
最低限のUVケアは通年を通して行いたいものですが、サングラスなどのUVアイテムを取り入れたり、UV効果の高い日焼け止めを使い始めるのは、この時期から始めるとよいでしょう。
春から夏の始め、7月頃にかけては、しっかりと洗顔をして肌の状態を整えてあげることで、美肌効果につながります。
季節の変わり目で肌が不安定になり、メイクの乗りが悪くなりやすい時期でもありますので、肌を清潔にすることでよい状態を保ちます。
夏の終わりから秋口、11月ごろまでは、しっかりUVケアをするのはもちろんですが、肌のターンオーバーを整えるべく角質ケアを行うのに適した時期です。
真夏は肌を保護するために角質が厚くなっていますので、ターンオーバーが乱れがち。
角質ケアをして水分をしっかり吸収できる状態にしてあげると、美白効果も高まります。
冬から春にかけては、保湿をしっかり行うことと、血行を促進して肌の代謝をうながすことを意識したケアを行いましょう。
特に冬は気温が低いことから血流が滞りやすいので、しっかり湯船に浸かって体を温めたり、日中もしっかり保湿するなど、肌が正常な機能を行える環境を整えてください。
美白アイテムは1年中使用してOK
スキンケアアイテムを選ぶときに、冬場は保湿重視のものを、夏場は美白効果の高いものを選んでいる、という人も多いようですが、保湿効果が高いものであれば、1年中美白アイテムを使用してももちろんOKです。
前述したように、紫外線は通年降り注いでいるものですし、毎日のケアを継続することで、より確かな効果を得られます。
日中は美白効果の高いコスメを、夜用は保湿効果の高いコスメを使用するなど、使い分けをするのもおすすめです。
日中用の美白アイテムはUV効果のあるものも多いので、普段あまりメイクをしない人は、日中用に美白アイテムを導入することで、より手軽に美白ケアができると思います。
- 紫外線は1年中降り注いでいるため、最低限のUVケアは年間を通して行う
- 季節に応じたUVアイテムを選ぶ、真夏はUV効果の高いものがおすすめ
- 美白ケアは、夏のダメージを修復すべく秋口から始めるとよい
- 季節に合わせたケアを行うことで、より高い美白効果を得ることが可能
- 美白用コスメは1年中使用してOK、昼用と夜用で使い分けてもよい
