シミ取り美白成分、ヒドロキシチロソールって何?



抗酸化作用のある美白成分といえば、ビタミンCを挙げる方は多いと思いますが、その10倍もの抗酸化作用を持つと言われるのが「ヒドロキシチロソール」です。

日本ではあまり聞きなれないヒドロキシチロソールですが、近年日本の食卓でも身近になったオリーブオイルに含まれています。


健康にいいイメージがあるオリーブオイルは、このヒドロキシチロソールの作用によって、美白にも抜群の効果を発揮することが分かっています。

ヒドロキシチロソールとはどんな成分で、どんな美白効果が見られるのか、ヒドロキシチロソールの摂取方法について知っておき、毎日の美白に役立ててください。


ヒドロキシチロソールってどんな成分なの?

オリーブオイルの成分



ヒドロキシチロソールは、オリーブオイルに含まれる成分のひとつです。

最近は日本でもスーパーなどで手軽に手に入るようになったオリーブオイルは、食用油としてのイメージが強いですよね。


生産地であるヨーロッパ諸国では、オリーブオイルは食事に使うだけでなく、体調不良時に服用したり、筋肉痛の部分に患部に塗布するなど、薬用としても幅広く用いられてきた歴史があります。

健康機能の鍵となる成分

そんなオリーブオイルに対し、食品の健康機能を表示したいという申請が欧州食品安全機構に寄せられ、改めて検証を行った結果、オリーブオイルに健康機能があることが認められたのは2011年のことです。

この健康機能の背景となっているのが、ヒドロキシチロソールの抗酸化作用です。


以前から人々に愛されてきたオリーブオイルは、公的な認定によってますます人気が高まりました。

健康や美容に気を配る方からの支持がプラスされ、世界中に愛用者が広がっています。


料理に取り入れるなど、生活の中で便利に利用できる点が魅力です。

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オレウロペインとは?

ヒドロキシチロソールとともに注目される成分として、ヒドロキシチロソールの前駆体であり、フェノール化合物のオレウロペインがあります。

オリーブの果実では、初めはオレウロペイン含量が高く、成熟につれてヒドロキシチロソール含量が増加していきます。


ヒドロキシチロソールはオレウロペインの代謝産物なのです。

ヒドロキシチロソールは、オレウロペインよりも分子が小さいために血液に吸収されやすく、体内でより効果を発揮しやすくなっています。


ヒドロキシチロソールの美白効果とは?


抗酸化作用による美白効果

紫外線その他のダメージを受けると、体内で活性酸素が生まれ、その酸化作用によって細胞を守ろうとします。

しかし増えすぎた活性酸素は自身の細胞までも傷つけ、老化やシミなどを引き起こしてしまいます。


ヒドロキシチロソールの持つ抗酸化作用がこのような酸化を抑制し、シミの元となるメラニン色素の生成を防いでくれます。

そのパワーは、抗酸化物質としてよく知られるビタミンCの実に25倍というデータもあるほどです。


こうしてヒドロキシチロソールに高い美白・美肌効果を期待でき、シミやくすみで悩む方に薦められます。

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肌色メラニンを増やして美白

メラニンへの作用においては、肌色メラニンの生成を促す成分・グルタチオンをヒドロキシチロソールが増やす作用が注目されます。

肌の色は黒色メラニンと肌色メラニンの二つのバランスで決まっており、肌色メラニンが多い方が、肌色はより白くシミは薄くなります。


ある実験では、シミが気になっている20~50代の男女に16週間連続でヒドロキシチロソールを含むサプリメントとプラセボとを摂取してもらったところ、ヒドロキシチロソールを摂取したグループで56%、プラセボを摂取したグループでは33%にシミの改善効果が見られました。


なかでも著しい改善は、ヒドロキシチロソールを摂取したグループだけで見られたそうです。

この結果からも、ヒドロキシチロソールの美白効果が確認できます。

それ以外の健康効果

地中海に面した地域では、その他のヨーロッパ諸国と比べて、死因のうち心筋梗塞などの虚血性心疾患が占める割合が低いことが分かっています。

この背景として、周辺地域でより多く消費されているオリーブや赤ワインの食文化があり、オリーブオイルに含まれるヒドロキシチロソールの抗酸化作用が影響していると考えられています。


抗酸化機能が、肥満や高血圧、高血糖、脂質異常などのメタボリック症候群の予防・改善に役立ってくれるのです。


ヒドロキシチロソールを摂取するには?


エクストラバージンオイルがおすすめ

ヒドロキシチロソールの有効成分の含有量は、オリーブオイルによって異なります。

そのため、より美白効果を引き出したい場合には、ヒドロキシチロソールが多めのオイルを選ぶのがポイントです。


なかでも緑色に近いエクストラバージンオリーブオイルがおすすめで、少量を試飲してみて、喉の奥にピリッとした辛みを感じるものを選んでみてください。

1日の適量は大さじ約2杯程度であり、そのまま飲んだり料理に使用してもOKです。


少量の飲用は、毎日の習慣にしやすそうですね。ヒドロキシチロソールはオリーブの果実よりも葉の部分に多く、オリーブ茶として摂取する方法もあります。

ヒドロキシチロソールは、吸収されやすく即効性がある反面、持続性がありません。そのため、毎日の習慣として摂取を継続するのが、美白効果を引き出すポイントです。

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サプリで摂取する場合

美容、健康に役立つサプリのなかには、ヒドロキシチロソールを含有した商品もあります。サプリでは有効成分を効率よく摂取できることは間違いありませんが、ヒドロキシチロソール単体で摂取すると、体内での炎症を抑えず酸化を促してしまうという研究結果も見られます。

ヒドロキシチロソールをベースにしつつ、その他のポリフェノールなどを含むサプリメントを選ぶようにしましょう。

<シミ取り美白成分、ヒドロキシチロソールって何?・まとめ>

  • オリーブオイルに含まれる抗酸化成分
  • オリーブオイルの健康機能のカギとなっている
  • 抗酸化作用で肌のダメージを防ぐ
  • 肌色メラニンを増やしてシミを改善する効果
  • エクストラバージンを1日大さじ2杯摂取する
  • 体内での持続性がなく、摂取を継続することが大事