タバコを吸うと、しみ・そばかすが増えるって本当?

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タバコは健康に良くないことが広く知られていますね。

実は、喫煙者は非喫煙者と比べてシミやそばかすが多くなると言われており、タバコを吸うことは健康面だけでなく、美容面にも大きな悪影響をもたらします。


では、なぜ喫煙はシミやそばかすの原因となってしまうのでしょうか。

その理由と美肌を叶えるための禁煙方法について見ていきましょう。


こんなにあるの?!喫煙による肌へのリスク



美肌を目指す人にとって、タバコは「百害あって一利なし」の存在と言ってもよいほど、喫煙が肌に及ぼす悪影響はたくさんあります。

タバコが肌に与えるリスクの中でも、見た目に顕著に表れる問題について見ていきましょう。

タバコは老化を促進する?

タバコを吸っている人は、そうでない人と比べると「老け顔」になりやすいと言われています。

喫煙が原因で、肌のハリや透明感、潤いを失った顔を「タバコ顔」「スモーカーズフェイス」とも呼ぶほど、タバコと肌の老化は密接に関係しています。


アメリカで行われた、複数組の双子の生活習慣と見た目についての研究でも、喫煙の有無による比較が行われています。

そこでは同じ遺伝子を持つ双子のうち、タバコを吸っている方がタバコを吸っていない方よりも、「頬の皮膚のゆるみ」「目のまわりのたるみ」が明確に表れたという結果が出ています。


タバコは「老化促進剤」とも呼ばれており、喫煙者は非喫煙者よりも5年から10年老化が早く進むと言われているのです。

また、一般的に顔の老化は中年以降に始まることが多いのですが、タバコを若いころから吸っている人は、若いうちから「頬の皮膚のゆるみ」などといった老化の兆候が見られます。


このように、タバコを習慣的に吸っていると、実年齢よりも老けて見られる肌になってしまう恐れがあるのです。

<関連記事>:なかなか消えないシミの原因は加齢とストレスが問題かも!

シミ・そばかすにも悪影響!

タバコによる健康被害の例として、黒くなってしまった喫煙者の肺の写真を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

また、歯磨きをしていてもなかなか取れないタバコのヤニが、歯や歯茎に着色してしまうという問題もあります。


このように、タバコに含まれる成分が体に蓄積されて、色が着いてしまうことはよく知られていますが、実はタバコは肌のシミやそばかすの原因にもなるのです。

日焼けをしていないのにシミやそばかすが多いという人や、同年代よりも老けて見られる人は、喫煙が原因となっている可能性があります。


タバコでしみ・そばかすが増えるのはなぜ?

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タバコは健康面だけでなく、美容面でも悪影響を与えます。

では、タバコでシミやそばかすが増えてしまうのはなぜなのでしょうか。

原因1:肌の血行が悪くなる

タバコには約200種類もの化学物質が含まれていますが、主な成分の1つとして「ニコチン」が挙げられます。

ニコチンは依存性があり、禁煙したい人がタバコをなかなか止めることができない原因の1つとして有名ですが、美容にも大きな悪影響を及ぼします。


それは、ニコチンによる血行不良です。ニコチンには、体内の血管を収縮させる作用があります。

血管を流れる血液は、酸素や栄養素を体のあらゆる細胞に運ぶという重要な役割を担っています。


つまり、日常的にタバコを吸ってニコチンを摂取し続けることで、血管が収縮した状態が続くと、食事などから十分な栄養を摂っても肌の細胞に行き渡らなくなってしまうのです。

栄養が不足しては、健康で美しい肌は保てませんね。

原因2:ビタミンCが破壊される

「ビタミンCは美肌を保つのに欠かせない栄養素」と聞いたことがある人も多いでしょう。

ビタミンCは、シミやそばかすの元になるメラニン色素の生成を防いだり、肌のハリを保つコラーゲンの生成を助ける働きをしています。


このように、美肌には欠かせない栄養素であるビタミンCですが、実は喫煙によって簡単に破壊されてしまうのです。

ストレス解消のためにタバコを吸う人も多いと思いますが、細胞にとってタバコに含まれる化学物質はかなりのストレスになります。


細胞はストレスを受けると活性酸素を発生させるのですが、この活性酸素を分解するために、体内ではビタミンCが大量に消費されます。

また、ニコチンはビタミンCの吸収率を下げ、排出量を高める作用があります。


そのため、体内にビタミンCを留めておくことが難しくなってしまうのです。

つまり、タバコは体内のビタミンCを破壊したり吸収率を下げたりするため、喫煙者は非喫煙者よりもメラニン色素の生成が多くなり、シミやそばかすが増えてしまうというわけです。


1日に4~5本のタバコを吸うだけで、一般的なビタミンCの摂取量が無になるほどですので、サプリメントなどでビタミンCを積極的に摂っていても、補いきれないかもしれません。

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受動喫煙にも要注意

自分はタバコを吸わなくても、家族や友人など、まわりに喫煙者がいるという人や、飲食店などでタバコの煙を気にせず喫煙席に座るという人も注意が必要です。

タバコの煙には、タバコを吸う本人が吸い込む「主流煙」と、タバコの火が付いている部分から出る「副流煙」の2種類がありますが、実は副流煙は主流煙に比べて毒性が高いのです。


つまりタバコを吸う本人よりも、吸わないまわりの人の方が、タバコの煙によるダメージが大きいというわけです。

特に、同居している人がタバコを吸っている場合には、受動喫煙のリスクが高まります。


部屋の中ではタバコを控えてもらうなど、副流煙をできるだけ吸わないように対策することが重要です。


お肌のために!禁煙を成功させるには?

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美容面でも健康面でも、タバコは止めるに越したことはありません。

しかし、ニコチンをはじめとする依存性の高い物質が含まれているため、なかなか禁煙に成功しないという人も多いでしょう。


禁煙を成功させるにはどうすればよいのでしょうか。

禁煙すればシミやそばかすは改善するの?

タバコを止めれば、現在肌に現れているシミやそばかすが改善するかと言われると、一概にそうとは言えません。

シミやそばかすは肌の代謝によって徐々に消えていくものなので、禁煙後すぐに肌の状態が改善することはないでしょう。


しかしタバコを止めることができれば、肌の老化やシミ・そばかすの進行を防ぐことができますし、長期間しっかりケアしていけば、肌の悩みが改善される場合もあります。

禁煙を成功させて、より美しい肌を実現したいですね。

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自力で禁煙するときのポイントは?

自分の力で禁煙に挑戦するときは、タバコについての知識を深めたり、特性を理解したりすることが大切です。

自分がなぜタバコを吸っているのか、これを機に考えてみるとよいでしょう。


例えば、「常に口に何か含んでいないとイライラしてしまう」という人は、タバコの代わりにガムや飴、飲み物を活用してみましょう。

これらの代用品でタバコを吸えないイライラを補うことができます。


またガムを利用する場合は、禁煙ガムを使ってみるのもよいでしょう。

タバコの形状でニコチン0の「ハーブシガレット」もおすすめです。


また、自力で禁煙するときに欠かせないのが周囲の協力です。

禁煙を始めるときに、まわりの人に「禁煙を始める」と告知することで、タバコを吸ってしまいそうになったときのストッパーになってくれるからです。


家族や友人、同僚などの協力も得ながら、タバコ断ちを頑張りましょう。

最近よく聞く「禁煙外来」って?

どうしても自分だけでは禁煙ができないという人は、「禁煙外来」を頼ってみましょう。

禁煙外来とは、喫煙者の様々な悩み・症状から適切な禁煙補助薬を処方してくれたり、経過を観察しながら禁煙のサポートをしてくれたりする医療機関のことを指します。


「1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数」が200以上となれば、保険治療を受けられる可能性があります。

通院にかかる費用は13,000~20,000円ほどで、健康保険が適用されても4,000~6,000円程度と、決して安くはありません。


しかし毎月のタバコ代を治療費にあてると考えると、それほど高い金額ではないはずです。

むしろ、禁煙が成功するまでにかかる費用は、タバコを吸い続けたことでかかるタバコ代よりも安く済みます。


「今まで何度も禁煙にチャレンジしたけれど、一度も成功しなかった」という人は、一度禁煙外来に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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タバコは依存性が高いため、簡単に止めることはできないかもしれません。

しかし、健康面でも美容面でも、タバコは大きな悪影響を及ぼします。


タバコの代用品や禁煙外来などを上手く活用して禁煙を成功させ、健康で美しい肌と身体をゲットしましょう!

この記事のまとめ

  • タバコには、肌の老化を促進し、シミやそばかすを増やす作用がある
  • タバコは、血管収縮作用やビタミンCの破壊によってシミやそばかすを増やす
  • 自分が非喫煙者でも、喫煙者がまわりにいる場合は受動喫煙に要注意
  • 自力で禁煙する場合は、禁煙アイテムを活用し、周囲の人を味方につけよう
  • 自分で禁煙できない場合は、禁煙外来の受診もおすすめ