美白ケア、日焼け後のアフターケアは?



普段から美白化粧品や日焼け止めを利用していても、長時間外にいたり、海やプールなどで日光に肌をさらせば、ある程度日焼けしてしまうものです。

そんな日の夜には肌のほてりを感じたり、鏡を見て赤くなった肌に驚くことがありますよね。


日焼けは予防も大事ですが、同時にアフターケアが重要になります。

ケアの有無やそのやり方によって、そのダメージは大きく変わってくるのです。


日焼けした肌はどんな状態なのかを理解し、日焼け後のアフターケアのポイントや注意点を知っておけば、いざ日焼けしてしまったときにも慌てずに対処できます。


日焼けした状態って?

紫外線を浴びることで肌に炎症が起きている状態であり、皮膚科では「日光皮膚炎」と呼ばれます。

日焼けの症状としては、赤い腫れ、ヒリヒリする痛み、水膨れ、白目の充血、目がチカチカする、涙が出る、喉が渇くといったものがあります。

日焼けはやけどと同じ



日焼けは紫外線の種類によって、UVAによる「サンタン」、UVBによる「サンバーン」の2種類に分けられます。

黒くなる日焼けはサンタンで、ヒリヒリする痛みの後にメラニン色素によって肌が黒くなります。

肌内部への影響が深く、シミやたるみ、老化、皮膚がんの一因となるリスクもあります。


赤くなるのがサンバーンで、肌細胞がや炎症によって赤く腫れ、水ぶくれ、発熱、吐き気が起こることがあります。

やけど(熱傷)のⅠ~Ⅱ度に当たり、肌表面だけのダメージで1週間程度で治るものから、ひどくなると炎症が肌深部に及び、強い痛みと水ぶくれを伴って、回復までに1ヶ月以上かかったり跡が残ってしまいます。


日焼け後の肌は熱を持ち、体内の水分が蒸発し過乾燥になりやすい状態です。

乾燥すればさらにダメージを受けやすく、炎症が悪化してしまいます。


軽い日焼けであっても放置せず、できるだけ跡を残さないよう、すばやく適切に対処するのが重要です。

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日焼けが肌老化につながる

強い紫外線・UVAは真皮層のコラーゲンまで破壊し、シワやたるみが出やすくなります。

肌表面で留まるUVBはメラニン色素を多く発生させてシミやそばかすができやすくなります。


きちんとケアしないと、肌の乾燥に加えこれらのダメージによって、肌を老けさせてしまうリスクがあります。


日焼け後は必ず行うべきアフターケア、そのポイントは?


ポイント1 とにかく冷やす

熱を持った皮膚から放熱するために冷やします。

まず、メイクや日焼け止めが残っていればクレンジングし、全身に日焼けしているときには冷たい水風呂やシャワーを浴びると効率がいいですが、体を冷やし過ぎないように気をつけます。


部分的に冷やしたいときには、冷たい水で濡らしたタオルを肌にあてます。保冷材を使う場合には低温やけどにならないよう、タオルに包んで当てるようにします。

特に、氷がくっついて傷つきやすい唇には、直接当てないように注意してください。

ポイント2 保湿ケア

冷やすことである程度痛みは治まりますが、そのままにしておけば炎症が再発します。

また日焼けした肌は乾燥しやすい状態で、保湿で炎症・乾燥を抑える必要があります。


軽い日焼けであればたっぷりの化粧水でOKです。化粧水をつけるときにはできるだけ刺激が少なくなるように、コットンではなく手のひらを使って優しくなじませましょう。


症状が重い場合には化粧水が沁みて痛みが増してしまいます。

その場合、保湿成分入りの軟膏を使います。
日焼けしそうな日にはあらかじめ化粧水を冷蔵庫で冷やしておくといいですね。


唇はパックで保湿します。オリーブオイルやホホバオイル、ワセリンなどを唇にたっぷり塗り、ラップをかぶせて5~10分経ったら外して、最後にもう一度オイルを塗ります。

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ポイント3 水分補給、充分な睡眠

日焼けで傷んだ肌は、水分が浸透しにくくなっています。そこで飲み物で水分を摂り、体内からも保湿ケアしていきましょう。

日焼けダメージの回復やシミの元・メラニンの排出には、肌代謝の促進が欠かせません。


新陳代謝が活発になるのは睡眠中なので、夜更かしをせず早めに眠ることで肌ダメージの回復を早めることができます。

午後10時~午前2時頃には睡眠をとっているよう、気をつけてみてください。


日焼け後は体全体が疲れている状態ですから、その点からも早めに眠って疲れを取ることが大切なのです。

ポイント4 日焼け後の食事

日焼け後には体調を整えるため、栄養のある食べ物をバランスよく摂るよう心がけます。

健やかな肌づくりに欠かせないタンパク質(肉・魚・乳製品、卵、大豆)、ビタミンC(ピーマン、パセリ、ブロッコリー、アセロラ、キウィなど)、ビタミンCと一緒に摂るのが効果的な亜鉛(牡蠣、海苔、しじみ、納豆)が特におすすめです。

日焼けレベルに合ったケア

日焼けしてしまったもののほてりがないときには、化粧水でたっぷりと保湿し、乳液で水分を閉じこめましょう。顔だけでなく体もしっかり保湿してください。

ヒリヒリとほてるときには、沁みやすい化粧水ではなく、日焼けによる炎症に使える軟膏を選びます。


そして我慢できないぐらいのほてりや痛みがあったり、ひどい水ぶくれ、吐き気、頭痛がある場合には、「日焼けぐらい」と思わずにすぐに皮膚科を受診しましょう。

水ぶくれの悪化はヘルペスの原因にもなってしまいます。すぐに病院に行けないときには、それまでの間、患部を繰り返し冷やします。

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こんなものを使ったケアも

・重曹
昔からやけどの応急手当てに使われてきた重曹が、日焼けによる腫れや水ぶくれに役立ちます。

水風呂に大さじ2~3杯の重曹を溶かして入浴し、拭き取らずに自然乾燥させます。肌に当てる濡れタオルを作るとき、水に重曹を混ぜておくと肌の回復に効果があります。

・ホホバオイル
心臓手術の潤滑油としてして使われるほど低刺激で安全性が高いホホバオイルなら、日焼け後の肌にも沁みず、しっかり保湿できます。日焼けの機会が多い方はぜひ準備しておきたいアイテムです。


日焼け後にNG?アフターケアの注意点


ステロイド系の軟膏に注意

日焼けの炎症や痛みが強いときにステロイド系の薬剤が処方されることがありますが、ステロイド成分で免疫力が低下しやすくなり、炎症が悪化する副作用リスクがあります。

ステロイド系の薬剤の使用については薬剤師に十分相談し、長期間使わないようにします。

皮を無理に剥がさない

日焼けの痛みが落ち着いた頃に皮が剥けてくることがありますが、ボロボロした状態を何とかしようと無理に剥いてしまうのはいけません。

乾燥によって皮が剥げている状態であり、無理に剥いでしまっては状態が悪化してしまいます。しっかり保湿すればだんだんと落ち着いてきます。

日焼けを繰り返さない

あえて日焼けを繰り返し、肌を黒くする方もいますが、これではどんどん肌を傷めてしまいます。

日焼けのダメージを受けた肌は保護機能がかなり低下し、ちょっとした紫外線や刺激にも強く反応してしまう状態です。


炎天下の外出は控え、日傘や帽子、上着などを欠かさないようにしましょう。日焼け止めは、低刺激で肌に優しいタイプを選びます。

入浴はできるだけぬるま湯のみで

日焼け後の洗顔や入浴では、できるだけ洗浄剤を使用せずにぬるま湯だけで汚れを落とすようにします。

洗浄力が高い市販のボディーソープなどでは、日焼けのダメージが悪化しがちです。できれば1週間程度はぬるま湯だけで洗うようにしたいですね。

美白化粧品はしばらく使用しない

日焼けによるシミを作りたくない、とすぐに美白化粧品を使用するのは逆効果です。美白成分が肌への大きな負担となってしまいます。

とにかくほてりを冷まし、保湿を心がけることが、後々の美白に繋がります。ヒリヒリ感や赤みが消えてからも、1週間程度は美白化粧品の使用を控えましょう。

<美白ケア、日焼け後のアフターケアは?・まとめ>

  • 日焼けはやけどと同じで、過乾燥になりやすい
  • 日焼けが肌の老化を促す
  • すぐに冷やして化粧水や軟膏で保湿
  • 水分補給や睡眠、食事バランスも大切に
  • 皮を無理やり剥かない、日焼けは繰り返さない
  • 美白化粧品はしばらく使用を中止する