アトピー肌の美白対策、ポイントと注意点は?



アトピーそのものの痒みは辛いものですが、掻いた後の肌にシミやくすみができて、肌が暗く見えてしまうのもまた辛いことですよね。

このようなアトピー肌のシミやくすみは仕方がない・・・と、そのままにしてしまっていませんか?


美白ケアによって、沈着を少しでも改善したり悪化を防ぐことは可能ですが、NGな対策法を選んでしまうと、アトピーのダメージがより悪化することがあります。

アトピー肌のための美白対策やNGな対策法について、美白化粧品の選び方や注意点の情報をまとめます。


アトピー肌の方のための美白対策をご紹介!



アトピー肌は、生来備わっているはずの皮膚のバリア機能・保湿機能がトラブルを起こし、役に立たなくなっている状態です。

強い痒みがありますが、掻きむしってしまうことで傷ができ、紫外線を浴びると傷跡にメラニンが過剰生成されて色素が沈着し、黒ずみやくすみになります。

痒くても掻きむしらない

アトピー肌では掻けば掻くほど摩擦や傷が多くなり、そのぶん黒ずみやシミができやすくなります。

美白を目指したいなら、やはり根本的な解決策である「掻きむしらないこと」が大切です。


皮膚科で相談し、できる限り掻きむしらずに済む対策をとってください。

<関連記事>:美白成分でアレルギーが起こる可能性があるって本当?

紫外線対策をしっかりする

健康な肌状態でも紫外線対策は大事ですが、アトピー肌の方はより一層、対策を徹底したいものです。

まず紫外線を浴びることでアトピーそのものが悪化しがちで、さらに掻きむしり跡の色素沈着が、紫外線によってより濃くなっていきがちです。


だからといって、どんな日焼け止めでも塗ればよいというものではありません。

アトピー肌は刺激に弱くなっているために、肌を保護するはずの日焼け止め成分からダメージを受けてしまう可能性があります。


敏感肌用の、低刺激で保湿効果の高い日止め止めを選んだり、皮膚科で相談してみると良いでしょう。


アトピーの方にNGな美白対策


濃度の高い美容液はNG

肌がかさついたり荒れていると、多少高価な美容成分でスペシャルケアをしたくなるかもしれませんが、美容液では美白・保湿目的の化学成分濃度が濃いものが多くなります。

基礎化粧品よりも刺激が強くなりがちで、アトピーが悪化してしまう可能性があるのです。


基本的にはアトピー肌では美容液を使わず、肌が健康な状態になるまでは、肌本来の保湿力を引き出していくコスメを選ぶ方が良いと言えます。

どうしても美容液を使用したいときには、メインの成分だけでなく全成分の表示をしっかり確認し、刺激が強い化学成分が多くないか、確かめましょう。


一度に美容液をつけすぎないこと、肌の状態が悪いときには使用を控えること、事前に必ずパッチテストを行うことを忘れないでください。

美容液を使ってから数時間問題がなくても、1~3日後にアレルギー反応が出ることもあります。


パッチテスト期間を長めにして、しばらく使っていなかった美容液の使用を再開するという場合にも再びテストするようにしましょう。

アトピーの色素沈着にハイドロキノンはNG

強力な美白成分と言えば、肌の漂白剤と呼ばれるハイドロキノンが有名です。

アトピーのシミもハイドロキノンを使えばきれいになるだろう、と考えるかもしれませんがこれはNGです。


美白力の強さの反面、刺激もかなり強くなり、敏感なアトピー肌にはダメージになってしまってますます炎症が悪化しかねません。

自己ケアでも、皮膚科や美容皮膚科での治療でも、高い美白力を求めるほど肌への刺激は強まってしまう「ハイリスク・ハイリターン」のアプローチとなる可能性が高いことを覚えておいてください。


出力を抑えることでレーザー治療よりも副作用のリスクが少ない「プラズマ治療」という選択肢がありますが、かなり高額な施術になります。

肌への負担や期待する美白効果が得られるかどうか、皮膚科医としっかり相談しておく必要があります。

<関連記事>:ルミキシルの美白効果とハイドロキノンとの違いは?

アトピーの方のための美白化粧品選びのポイントと注意点



嬉しいことに、最近はアトピー肌の方でも使える美白化粧品が増えています。

どんな美白化粧品を選んだから良いのか、また使いかたの注意点も押さえておきましょう。

おすすめは敏感肌用美白化粧品

なかには「アトピー用」と謳う商品が販売されており、確かに低刺激に重点を置いて作られていて安心ではありますが、美白成分の配合がないことも多く、十分な美白効果を期待できるとは言えません。

比較的安心で効果もあるのが、敏感肌用の美白化粧品の利用です。


実際に敏感肌用美白化粧品を使ってみたアトピー肌の方からは、問題なく使用できているという感想が聞かれます。

トライアル商品がある場合には、まずは取り寄せてみてパッチテストしてみるといいですね。


インターネットの美白化粧品特集サイトは、敏感肌の方が使える商品を探しやすくなっていておすすめです。

アトピー肌の美白におすすめの成分

バリア機能が弱まったアトピー肌では、せっかくの美白成分が効果を発揮しにくい状態です。

色素沈着改善のためには、美白効果だけでなく、バリア機能の回復をサポートするような成分を同時に含む化粧品が理想的です。


バリア機能を主に担うのはセラミドですから、セラミドを補う成分、セラミドの生成を促す成分や、バリア機能を高めるための保湿力を持つ成分、かつ刺激の少ない成分を使用した美白化粧品を選んでみましょう。

アトピー肌への効果があると言われるプラセンタもおすすめです。

<関連記事>:プラセンタ注射は効果あるの?副作用は?

美白化粧品についての注意点

美白化粧品は基本的に夜だけ使うようにしましょう。

肌の新陳代謝が活性化するのは睡眠中ですから、その前に美白化粧品を使うのがベストなタイミングですし、1日1回の使用にすることで余計な刺激を抑えることができます。


朝のお手入れでは保湿を重視します。敏感肌用の美白ローションにはビタミンC誘導体を配合したものが多く見られます。

ビタミンC誘導体は皮膚の深部まで浸透しやすいように工夫されていますが、この成分には皮脂を抑制する作用があります。


ビタミンCの抗酸化作用は美白に良いとしても、乾燥しがちなアトピー肌で皮脂分泌が抑えられてしまうと、より乾燥が進み、かゆみや炎症が増してしまう可能性があります。

ビタミンC誘導体入りの化粧品は、アトピーやニキビの炎症が鎮まり、色素だけが残ってしまった状態で使用するようにします。

<アトピー肌の美白対策、ポイントと注意点は?・まとめ>

  • 掻きむしった傷跡でメラニンが生まれ沈着
  • できるだけ掻きむしらず、紫外線対策する
  • 濃度の高い美容液やハイドロキノンはNG
  • 高い美白効果を求めるほど肌への刺激も強くなる
  • 敏感肌用の美白化粧品を試してみよう
  • 美白だけでなく保湿効果の高いものを選ぶ