角質培養とは?美容効果とやり方を解説!

角質培養とは

肌トラブルをなくし、美しい肌になるために、毎日のスキンケアは欠かせないですよね。

たとえばピーリングや毛穴パックで角質を取り除いて、肌のターンオーバーを促す方法などがあります。


しかしスキンケアをし過ぎると、角質が薄くなり、かえって肌トラブルの原因になってしまいます。

そこで発想を逆転させたのが「角質培養」という、角質をあえて育てる美容法です。


「角質って肌に溜めたらダメなんじゃ?」と思うかもしれませんが、肌本来の力で美肌を目指せる方法です。

今回は、角質培養の美容効果や方法、そのリスクについて紹介します。


角質培養とは?

角質培養,メリット・デメリット

角質をあえて育てる「角質培養」とは、どんな美容法なのでしょうか?

角質を育てて、バリア機能を取り戻す美容法

スキンケアは古い角質を肌に溜めずに落とし、ターンオーバーを整えることが基本です。

しかし過度なスキンケアは、古い角質だけでなく、未発達な角質も落としてしまう可能性があります。


角質に守られていない肌はバリア機能が失われ、外からの刺激を受けやすく、水分の蒸発を防ぐことができません。

また肌の生まれ変わりのサイクルである、ターンオーバーも乱れてしまいます。


これを改善する方法として考えられたのが、「角質培養」という美容法です。

角質培養とは、薄くなった角質を本来の厚みに戻し、肌のバリア機能の正常化を目指す方法です。


肌を守る機能を果たせる状態まで角質を育て、肌本来の力で美しい肌を目指すのが、角質培養の考え方です。

肌になるべく刺激を与えないことが鉄則なので、スキンケアやメイクは最小限にとどめる必要があります。

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メリット:肌にもお財布にも優しい

普段使用している化粧品には、色々な化学物質が配合されています。

角質培養中はこのような化粧品の使用が最小限に抑えられるので、刺激が少なく、肌の健康に良いです。


またスキンケアにかけるお金が、少なくなるのも利点です。

化粧水や美容液・パックなど、美肌ケアに力を入れると、出費もかさみます。

肌を刺激せずに放置する角質培養は、家計に優しい美容法です。

デメリット:肌トラブルのリスクがある

角質培養を始めて厚みが増してくると、一時的にニキビができるなど、肌が荒れやすくなります。

角質が育っている証拠ではありますが、肌が硬くなり見た目も悪いので、途中で断念する方も多いです。


また角質培養は、誰にでも向いている美容法ではありません。

脂性肌・ニキビ肌・アトピー肌の方は、症状が悪化したり、肌トラブルが起きやすいです。


皮脂の詰まりを放置すると、「脂漏性皮膚炎」という皮膚トラブルを起こすケースがあります。

肌状態が不安定な方には、角質培養は適していないと言えます。

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角質培養の美容効果は?

角質培養,効果

角質を培養して本来の厚みにすることで、どんな美容効果が期待できるのでしょうか?

効果1:きめ細かな肌になる

角質が正常な厚みに戻ると、キメが細かい肌になり、ツヤと透明感が生まれます。

また肌のバリア機能が高まり、肌の水分を保つ力も上がるので、弾力のある潤った、健康的な肌になります。

効果2:美白が期待できる

肌に刺激を与えない角質培養は、過度なスキンケアで乱れたターンオーバーを正常化します。

ターンオーバーが整うことで、シミなどの原因となる「メラニン色素」が排出されやすくなります。

メラニンがうまく排出される肌状態になると、シミやソバカスを防げるので、美白効果が期待できます。

効果3:ニキビや毛穴を改善・予防する

角質培養を行うと肌の状態が整うことで、毛穴の開きが小さくなり、なめらかな肌になります。

正常なターンオーバーによって皮脂の分泌量が安定して、ニキビが出来にくくなる効果もあります。



角質培養のやり方・注意点は?

角質培養,やり方,注意点

角質培養によって、さまざまな美容効果が期待できると分かりました。

一方で、角質培養は誰にでも向いている訳ではありません。

以下で、角質培養のやり方と注意点を見ていきます。

ポイント1:洗顔・クレンジング

洗顔のポイントは、刺激を最小限にとどめることです。

ピーリングはもちろん、合成界面活性剤入りの洗顔料もできれば避けましょう。


角質培養中の洗顔には、固形石鹸を使うのが適しています。

固形石鹸のほとんどは、合成界面活性剤が含まれていないので、安心して使えます。


ではここから、固形石鹸を使った正しい洗顔方法を紹介します。

まず石鹸を使って顔を洗う前に、ぬるま湯で予洗いしましょう。肌表面の汚れが取ることができます。


32度程度のぬるま湯で30回洗ったら、軽く水気をふき取ります。

予洗いが終わったら、固形石鹸を泡立てます。泡立てネットを使うと、簡単にキメの細かい泡が作れます。


泡立てた泡をおでこ・鼻・両頬に乗せて広げたら、Tゾーンから洗い始めます。

角質を取らないように泡を転がして優しく洗い、最後にぬるま湯で30回以上すすいでください。


以下に詳しい洗顔方法の動画がありますので、参考にしてください。




またメイクを落とすクレンジングにも、固形石鹸を使うと良いです。

多くのクレンジング剤には、メイクの油分を落とすために、合成界面活性剤が入っているからです。

どうしても使いたい場合は、アイメイクなど、部分的に使うようにしましょう。

ポイント2:セラミドやワセリンで保湿

できるかぎり肌に何もしないのが角質培養の鉄則ですが、肌のバリア機能を高めるため、保湿は必要です。

保湿ケアには、「セラミド」が配合された化粧水がおすすめです。


セラミドは角質層の水分を保持して、肌のバリア機能を高める効果があります。

セラミド化粧水の他に、「ホホバオイル」や「ワセリン」を使用するのも良いでしょう。


ホホバオイルの成分は人間の皮脂に近く、肌本来の力を妨げません。肌に潤いを与える効果もあります。

ワセリンは肌に浸透せず、表面に膜を作って保湿効果をもたらすので、過度なスキンケアになりません。

どちらも純度が高く、他の成分が含まれていない、シンプルなものを選んでください。

ポイント3:ラップで培養を促進!

身近なアイテムを使って、角質培養の効果を高めることができます。

それは台所にある「ラップ」を使った、顔パックです。


ラップのパックを行うのは、お風呂上がりや顔を洗った後です。

顔の水気を押さえるように取ったら、ラップを顔全体に貼って、10~15分待つだけでOKです。


呼吸ができるように、ラップは鼻と口の部分に穴を開けてください。

このパックによってラップが皮脂膜の役割になり、肌の水分の蒸発を防ぐ効果があります。

またラップの内側で、顔から出た汗と水分が混ざり、肌本来の皮脂膜ができて、バリア機能が高まります。

角質培養の注意点は?

角質培養は口コミで広がった美容法なので、皮膚科学に基づいた正しい方法は確立されていません。

デメリットにも書いた通り、角質培養には肌トラブルが起きる可能性があります。


特に開始後の1ヶ月は肌が荒れやすいので、症状がひどい場合はすぐに中止してください。

また角質培養にかかる期間は、かなり長いと覚悟しなければなりません。


肌の生まれ変わりのサイクルを利用して美肌を目指す方法なので、数日で効果が出ることはありません。

個人差はありますが、早くても1~2ヶ月、長いと数年かかる場合もあります。


角質培養に確かな美容効果があるとは言い切れず、この期間中スキンケアをしないのはある程度のリスクがあります。

効率的に美肌を目指すなら、美白化粧品を使ってスキンケアするのもオススメです。



以上、角質培養の効果と方法について見てきました。

この美容法は、スキンケアをし過ぎている人に向いていると言えます。

肌の状態を見ながら角質を十分に育てて、健康的で美しい肌を目指しましょう。

<この記事のまとめ>

  • 角質培養は角質を育て、肌のバリア機能を正常化させる美容法
  • 肌のキメ、美白、ニキビや毛穴に対して美容効果が期待できる
  • セラミド化粧水やホホバオイルなどで保湿することが大切
  • 角質培養はお金がかからないのがメリット
  • 科学的な根拠はなく、肌トラブルを起こす人が多い