顔のシミ取り、ケミカルピーリングのメリットとデメリットは?


シミやニキビに悩む女性にとって、ケミカルピーリングは魅力的なケアの選択肢ですね。

しかしクリニックでの施術が必要な美容法なので、一歩踏み出せず迷っている人も多いと思います。


そんな女性のために、ケミカルピーリングとはどんな美容医療で、そのメリットとデメリットは何かをお教えします。

ケミカルピーリングってどんなもの?


ケミカルピーリングは比較的安全な施術ですが、ある程度のリスクもともないます。詳しく見ていきましょう。

ケミカルピーリングとは?

ケミカルピーリングとは、皮膚に薬品を塗って肌表面の古い角質を取り除き、きれいな肌を取り戻す美容医療です。

用語の意味は、化学的に(ケミカル)皮をむく(ピーリング)ということです。


肌に塗るのはフルーツ酸などの酸性の薬品で、塗布後一定時間をおき、肌表面の角質をいわば一皮むくよう取り去る施術です。

薬品の強さや塗布時間は、施術前のカウンセリグや肌の状態から医師が判断します。


その後、薬品を中和して進行を止め、洗い流してから保湿パックなどで術後の肌をクールダウンさせます。(薬品の塗布後のケアはクリニックによって異なります)

ケミカルピーリングで肌表面の汚れやトラブルを抱えた角質を除去することで、肌のターンオーバーのサイクルが正常化し、健康で整った角質層を取り戻します。

どんな効果がある?

ケミカルピーリングの効果の1つに、角栓や毛穴周囲の古くて固い角質を取り除くことによるニキビの予防、肌のざらつきの解消があります。

またターンオーバーを促してメラニン色素を排出することで、シミやくすみ・ニキビ跡の色素沈着を改善する効果もあります。


ターンオーバーが正常化すると角質層が整ってくるので、保湿力がアップします。

それによって肌にはりが出て小じわがなくなり、毛穴の開きも改善することが期待できます。

施術期間や料金は?

ケミカルピーリングは1回の施術で終了する治療ではなく、2週間に1度くらいのペースで5~6回施術を受けるのが一般的です。

施術の費用はクリニックによって異なりますが、1回あたり6,000円~10,000円がおおよその相場です。


1クール5~6回の施術でトータル3万円~6万円ほどになり、もちろん健康保険は適用されません。

効果には個人差があるので、施術回数は人によって異なります。


また、シミ取りやニキビ跡の治療・しわ取りなどの目的によっても施術回数や治療期間が違ってきます。

ケミカルピーリングのメリットは?


ケミカルピーリングのメリットは、通常のスキンケアでは得られない大きな効果が期待できることです。

また美容医療としては、シミ取りのレーザー治療などに比べて肌の負担が少なく済みます。

肌への負担が少ない

レーザー治療は熱でメラニン色素を破壊する施術なので、照射部分に軽い火傷の症状がでるのを避けることができません。

術後には薄いかさぶたができるほか、一時的にPIT(炎症後色素沈着)という新しいシミができる副作用もかなりの確率で生じます。


ケミカルピーリングはそれに比べると肌への負担が少なく、PITのように新しいシミができる副作用も少ないのがメリットです。

ダウンタイムが必要ない

美容施術のダウンタイムとは、施術後の痛みや腫れによって日常生活が制限される時間(期間)のことです。

レーザー治療では施術後10日間くらい、照射部分に被覆シール(ピンク色の絆創膏)を貼り肌を保護する必要があります。


ケミカルピーリングも施術後しばらくは肌のバリア機能が低下しますが、当日からのメイクも可能で、とくにダウンタイムは必要ありません。

トータルケアができる

ケミカルピーリングはさまざまな肌トラブルをまとめて解決することが期待できるトータルケアです。

シミを薄くする目的で行なった場合でも、ニキビ跡が目立たなくなる、シワが改善するなどの余徳があります。


肌状態のリセットというと言いすぎになりますが、今後のスキンケアの出直し地点にするという考え方もできます。


ケミカルピーリングにリスクはある?


ケミカルピーリングも化学薬品を使った施術なので、それなりのリスクはあります。

痛みや痒みが出る

ケミカルピーリングで薬品を塗ると、少しピリピリする痛みを感じることがあるものの、通常は術後数時間でそのような違和感はなくなります。

しかし使う薬品が強すぎたり、塗布時間が長すぎた場合は、何日間も痛みや痒みがでる可能性もあります。


これはもちろん、患者の肌質や肌状態を見誤った医師の責任です。

医療行為すべてついて言えることですが、ケミカルピーリングでも医師選び、クリニック選びにともなうリスクがあります。

シミやしわが悪化する可能性がある

肌に塗る酸性の薬剤は、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)にある程度の刺激を与えます。

それによってメラノサイトがメラニン色素を過剰に生産してしまうと、施術前よりもむしろシミが濃くなる可能性があります。


多くの場合、これは一時的な現象ですが、肌質や術後のケアによっては、症状が長引くことがあります。

また施術後しばらくは、肌のバリア機能が低下している状態です。肌が乾燥しやすく、小じわが前よりも目立つ場合があります。


ケミカルピーリングを受ける時の注意点は?


ケミカルピーリングのリスクを減らし、期待する効果を得るためには、施術前・施術後に注意すべきことがあります。

クリニック選びを慎重に行なう

インターネットでクリニックを選ぶときは、いくつかのホームページを読み比べて、効果だけでなくリスクについても説明があるか、料金について書かれているかなどを確かめましょう。

クリニックに行ってからも、施術前のカウンセリグなどで不安を感じたら、契約を見送る方が安全です。

術後の保湿ケアを怠らない

ケミカルピーリングを受けた後は、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなっています。

肌が乾燥すると、角栓やシミができやすくなり、せっかくの施術を台無しにしてしまいます。


施術後2~3週間はしっかりと保湿ケアをする必要があります。

化粧水や美容液を塗るだけでなく、肌の水分を逃がさないように乳液やクリームで保護しましょう。

紫外線にも注意

施術後の肌は、紫外線の影響を受けやすくなっています。

クリニックで処方された日焼け止めを指示通りに使うのはもちろんですが、日傘や帽子なども活用して徹底した紫外線対策をすることが必要です。

化粧落とし、洗顔に注意

クレンジングや石けん洗顔は、肌に刺激の少ないものを選び、角質をはがさないように優しく行なうことが大切です。

界面活性作用の強いオイルクレンジングは避けて、メイクを包み込むクリームタイプのクレンジングを使いましょう。


落ちにくいファンデーションやアイメイクもしばらくは使わない方が無難です。


<顔のシミ取り、ケミカルピーリングのメリットとリスク まとめ>

  • ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗って古い角質を取り除く施術
  • 単独の肌トラブルだけでなく、シミ・小じわ・ニキビなどをトータルにケアできる
  • レーザー治療に比べて肌の負担が少なく、ダウンタイムがない
  • 薬剤が強すぎると痛みや痒みが出ることがある
  • ケミカルピーリングの刺激で、シミや小じわが悪化するリスクもある
  • 施術後は肌の保湿と紫外線対策をしっかり行う必要がある