メイク残しがシミの原因になるって本当なの?



「メイクを落とさないで寝るとシミになる」というのは、メイクの色素がそのまま沈着してシミになってしまうという意味ではありません。

しかしメイクの落とし残しがシミの発生につながる可能性があるのは事実です。かといって、ただやみくもにクレンジングをすればよいというものではありません。

メイクは女性を美しく見せてくれ、自分に元気や自信を与えてくれますし、化粧品で美白することだって可能です。メイク残しがシミの原因になる理由やクレンジングのコツについて理解しておき、メイクの楽しみと美肌を両立させましょう。


メイク残しがシミの原因になるって本当?

シミの原因はメイク成分の酸化



化粧品に使われる顔料は、肌を透過するほど小さな粒子ではありません。一日中しっかり顔についている化粧品ですが、顔料そのものがシミとして残ることはないのです。

シミの原因となるのは、クレンジングしきれずに肌に残ってしまったメイク成分が酸化することで生まれる「活性酸素」です。活性酸素は刺激物となってメラノサイトを刺激し、メラニン色素が過剰に作り出され、代謝しきれずに色素として沈着してシミに変わります。

またメイク残しというよりも、メイクのクレンジング法がシミの原因となる場合があります。コットンでアイメイクを何度も拭き取ったり、ブラシやスクラブ入りの洗顔料を使うことで摩擦が強くなり、これが肌を傷つけてシミになる可能性があるのです。

メイク残しはターンオーバーを妨げる?

肌にメイクが残っていると、睡眠中のターンオーバーがうまくいかないのでは・・・という声もあります。新しい肌が生まれてくるところは、肌深部の基底層です。一方メイクがのっているのは表面の角質層ですから、肌の生まれ変わりに直接影響することはありません。

古い角質層をすみやかに排出し新しい肌を作り出すためには、健やかな睡眠や栄養バランスのとれた食事など、体の中から肌調子を整えることが役立ちます。

気にしすぎなくても大丈夫

メイクを落とさずにそのまま眠ってしまったり、洗い残しが何日も残った状態では、顔料の酸化が進んで肌荒れにつながりかねません。ただしほんのわずか、翌日までの洗い残し程度であれば、それほどダメージを気にし過ぎる必要はないでしょう。

ファンデーションは普段から、朝から夜まで長時間つけたままで過ごす方が多いものです。その間に肌が傷んだりするわけではないですから、夜のクレンジングで100%落としきれなかったとしても、すぐに肌に悪影響を与えるものでもないと考えられます。

むしろクレンジングをし過ぎることで、角質層が乱れ肌が荒れるリスクの方が心配です。


シミを作らせないクレンジングのポイント


こすらず素早く丁寧に

メイク残しを過剰に気にしすぎなくてもいいとはいえ、例えばアイメイクがずっと残ったままなど長時間肌にのっていれば、やはり酸化してシミを作ってしまう可能性があります。

そんな洗い残しに注意することも大事であり、さらにクレンジングで重要なのは、摩擦や刺激を最小限にすること、時間をかけすぎないことです。

摩擦・刺激はそのまま肌を傷つけてシミの発生を招き、洗顔に時間をかけすぎることで肌が乾燥してバリア機能が低下し、やはりシミその他の肌トラブルの原因となります。

手はきれいに洗う

クレンジング剤は肌質・目的に合ったものを選んでおきます。そして洗顔の前には、必ず手をきれいに洗って水分を拭き取っておきましょう。

手に汚れや油分がついていると、クレンジングが十分に泡立たず、その結果クレンジング剤を余計に使うことになってしまいます。

適量をよく泡立てる

クレンジング剤のパッケージに書かれた指示に従って、商品ごとの適量を用います。

もったいないからと量を減らしてしまうと、充分に泡立たずに結局後で足さなければならなくなったり、肌の摩擦が増えてシミの原因になってしまいます。優しく汚れを浮かせるために、充分な泡が必要です。

優しく汚れを浮かせる



泡を肌に広げたら、親指以外の4本指の腹を使って、優しく泡を転がすようにして汚れを浮かせていきます。顔の筋肉に沿ってマッサージするように指を動かすことで、たるみ予防にもなります。

目の下は小指で、唇は親指で円を描くように、小鼻周りは人差し指と中指を使うとメイク残りを防げます。ただし力が入り過ぎて擦らないように気をつけましょう。特に目の周りは皮膚の薄い部分なので、一層優しく洗います。

濃い目のポイントメイクをしたときには、専用のクレンジングで事前に優しくオフしておきましょう。

ぬるま湯を使う

冷水は毛穴が閉じて汚れが落ちにくくなり、熱すぎるお湯は肌の水分を奪って過乾燥になります。人肌ぐらいのぬるま湯で、やはり優しく洗い流します。

泡が残りがちな顔周りもしっかり流すこと、手早く流すことがポイントです。脂性肌の方は少し熱めのお湯でもOKです。

優しく拭き取りすぐに保湿

ゴワゴワのタオルでごしごしと拭き取るのはNGで、柔らい生地のタオルで優しく抑えるように水分を取ります。そしてすぐに化粧水で保湿しましょう。

ここまでがクレンジングなので、最後まで手を抜かないようにしてくださいね。メイク残りが気になるときには、無添加せっけんでダブル洗顔します。


クレンジングによるシミ予防だけでなく、美白化粧品を使うことで肌の色やハリに働きかけることができます。自分の肌悩みや肌質に合った化粧品を探すには、インターネットサイトを参考にすると便利です。

社会人のマナーとしてメイクした方が良い場面は多いですし、メイク成分が紫外線や刺激から肌を守ってくれるときもあります。質のよい化粧品を使い、正しい方法でメイク・クレンジングをすれば、ある程度シミを防ぐことが可能です。

<メイク残しがシミの原因になるって本当なの?・まとめ>

  • 化粧顔料は肌を透過しないのでシミにはならない
  • メイク成分が酸化したときの刺激でシミができる
  • 洗い残し程度も積み重なるとシミの元に
  • クレンジングでは摩擦、刺激を最小限に
  • 手を洗い、クレンジング剤は適量をよく泡立てる
  • ぬるま湯で手早く洗顔、拭いたらすぐ保湿