シミを消す?アミノ酸の美白効果は?



タンパク質の最小単位であるアミノ酸。肌や髪の材料になるなど、健康や美容に欠かせない物質であることはご存知だと思います。サプリや化粧品に配合されることが多いアミノ酸は、美肌のなかでも美白への効果が注目されます

アミノ酸にはどんな美白効果が見られるのか、その他の美容・健康効果にはどのようなものがあるのか、美白のためのアミノ酸の摂取法について、詳しく見てみましょう。


アミノ酸ってどんな成分?美白効果があるって本当?


身体を作るタンパク質の最小単位

私たちの身体を形づくる筋肉や臓器、皮膚、毛髪、血液などの大部分はタンパク質で構成されており、そのタンパク質の最小単位であるアミノ酸は、体を作り、機能させるのに欠かせない物質です。

タンパク質を食事で摂取しても、そのままでは体内で消費することができません。アミノ酸の化合物であるタンパク質は、胃液や胆汁の働きによりアミノ酸やペプチドへと分解されます。

その後体内でタンパク質へと再結合されて、細胞を作る材料やその他様々な働きを担うために、各器官へ送られています。

ターンオーバーを促してシミを排出

アミノ酸にはターンオーバーを活性化させる作用があります。これにより肌の生まれ変わりがスムーズになり、シミの元が沈着する前に定期的に排出することが可能になります。これがシミ予防、改善に役立つと考えられます。

システインがメラニン増加を抑制

アミノ酸のひとつであるシステインにはメラニンをコントロールする働きがあり、紫外線や肌ダメージによるメラニン過剰生成の抑制が期待できます。このシステインの働きも、アミノ酸のシミサポートを支えています。

アミノ酸量が肌のハリや潤いに影響

皮膚を構成するアミノ酸量の過不足は、肌状態に直接影響します。アミノ酸は肌の主成分であるコラーゲンの原料であるために、血液中のアミノ酸濃度が低下すると肌色が悪くなりツヤが失われます。逆にアミノ酸濃度を高めることで、肌のハリや潤いを取り戻すことが可能です。

アミノ酸は角質層内の天然保湿因子であるNMFの主原料でもあるため、アミノ酸の補給が保湿につながります。

肌において潤い、つまり水分は、バリア機能を高めて紫外線などのダメージから肌を守る大切な役割を担うものです。アミノ酸を摂取することで肌が潤い、強くなってシミの元ができるのを防ぎます。


その他、アミノ酸の効果とは


睡眠の質を高める

アミノ酸には神経を落ち着かせる作用があり、リラックスして睡眠の質を高めてくれます。こうして心身ともに十分な休養を取り、元気を取り戻すのに役立ちます。

睡眠時間が足りなかったりアミノ酸が不足すると、心身が十分に休まらず日中もぼんやりしがちな状態に。さらに睡眠中の成長ホルモン分泌が十分に行われず、肌のターンオーバーが遅れてシミの元が沈着するリスクが増加します。

肝機能の向上

肝臓は、老廃物の排出、グリコーゲンの貯蔵、栄養分を全身に送る代謝活動など、様々な重要な役割を持ちますが、アミノ酸はそんな肝臓の機能を高めてくれます。

生命維持のためにアミノ酸は大きく役立っており、過剰なストレスや飲酒で弱りがちな肝機能を高めるのに、アミノ酸の摂取が欠かせません。

各器官のアンチエイジング

先に挙げたような美白・美容効果で肌のアンチエイジングに役立つほか、アミノ酸がコラーゲンの材料になることで、加齢によって弱りがちな関節の健康を保ってくれます。細胞の新陳代謝を促す作用は、全身の若々しさの維持に役立ちます。

疲労回復、免疫力アップ

運動によって筋肉が傷ついたり、エネルギーが消費されますが、アミノ酸には傷ついた筋肉の強化、疲労を回復する効果があり、摂取が奨められます。アミノ酸を摂ることで運動性の疲労から起こる免疫力の低下を防ぎ、強い体を作ってくれます。


美白に効果的なアミノ酸の取り入れ方は?


美白に効果のあるアミノ酸の種類

自然界には500種類ものアミノ酸が存在し、そのうち生命維持に必要とされるのは20種類です。美白を意識してアミノ酸を摂取するときには、その20種類のなかでも特にシミ改善に効果的なアミノ酸を意識してみましょう。

・アスパラギン
角質層内の細胞分裂を促してくれるアスパラギンを摂ることで、新陳代謝が促進されてシミの元が排出されていきます。アスパラギンが角質の水分を保持して肌の潤いを保ち、乾燥を防ぐのにも役立ちます。

食べ物では、アスパラガスや大豆もやし、サトウキビや肉類にアスパラギンが含まれています。

・セリン
角質層内に多く存在し、天然保湿因子・NMFに最も多く含まれるアミノ酸がセリンです。保湿作用、メラニン生成を抑制する作用があり、美白に効果的です。食べ物では牛乳、大豆、高野豆腐やかつお節に豊富に含まれます。

・プロリン
体内でのコラーゲン生成時に働くアミノ酸がプロリンです。コラーゲンがメラニンの生成を抑える働きによって、色素沈着の予防が期待できます。さらに、プロリンにはダメージを受けたコラーゲンの修復作用もみられます。

プロリンは、豚肉や動物性のゼラチン質、大豆・小麦タンパクなどから摂ることができます。

口からのアミノ酸摂取とともに、美白化粧品からも

アミノ酸は、食卓でなじみ深い食材にも豊富に含まれています。例えば卵や鳥の胸肉、牛乳、牛肉、豚肉、青魚や鶏レバーなどです。

これらに加え、先に挙げたような美白に効果的なアミノ酸を意識して食材やメニューを選んでみましょう。肌の健康には、栄養バランスを整えることも大切です。


アミノ酸を配合するサプリメントは多く、ドラッグストアでも手軽に購入することができます。

食べ物やサプリなど口からのアミノ酸摂取と同時に、美白化粧品を使って体の外からも美白効果を高めていきましょう。インターネットの口コミサイトでは、各美白化粧品の配合成分についてじっくり確認しながら、希望に合った商品を選ぶことができます。

<シミを消す?アミノ酸の美白効果は?・まとめ>

  • 体を作るタンパク質を構成する最小単位
  • ターンオーバーの促進、メラニンの抑制で美白効果
  • コラーゲン生成や保湿による美白効果も
  • 睡眠の質や肝機能の向上、疲労回復効果がある
  • アスパラギン、セリン、プロリンが美白におすすめ
  • アミノ酸の美白効果は化粧品からも得られる