リノール酸の美白効果と摂取する場合の注意点



30代を過ぎた頃から誰もが少しずつ気になり始めるシミは、日焼け対策だけではなかなか防ぎきれないものです。ここで頼りたいのが、様々な美白成分を配合した美白化粧品。毎日のお化粧やスキンケアで美白が出来れば助かりますよね。

美白化粧品と一口に言っても、配合成分がどのように美白に働きかけるのか、その作用は色々です。

今回は美白成分・リノール酸について、どのような成分でどう美白に効くのか、副作用の確認やリノール酸を摂るときの注意点を紹介します。


リノール酸ってどんな成分?


オイルに含まれる必須脂肪酸

リノール酸は、主に食用油として利用される紅花油、グレープシードオイル、オリーブオイル、コーン油や綿実油、大豆油、そして味噌、酒かすなどの食品に含まれる成分で、必須脂肪酸のひとつです。

脂肪酸は生命の維持や体の成長に欠かせない栄養ですが、なかでも必須脂肪酸は体内でつくることができず、食事で摂らなければならない成分です。


オイルや味噌など食卓で身近な食品に含まれているため、現代の生活においてリノール酸が不足する心配はほとんどありません。日用品では、乳液や美白クリーム、洗浄剤のほか、ヘアコンディショナーなどにリノール酸が配合されています。

不飽和脂肪酸であるために「酸化しやすい」という特徴があり、酸化を防ぐ成分と同時配合することで効果が得られやすくなります。

肌の調子を整えるスーパー美白成分

リノール酸には保湿・抗炎症・美白作用があり、角質からの水分の蒸発を防いで、肌を潤しバリア機能を高めます。古い角質やメラニンが排出されて肌がなめらかになり、透明感を取り戻す効果があります。

乾燥やニキビに悩む大人の肌トラブルにもぴったりの成分ですね。これらの効果から、リノール酸は「スーパー美白成分」とも呼ばれているのです。肌だけでなく体にとっても、デトックス・ダイエット効果があるとされています。

リノール酸Sとは

リノール酸は肌への浸透力が高すぎるために、化粧品に配合しても角質層に留まってくれずシミやシワへの効果が得られにくい、というデメリットがありました。これを解決すべく改良されたのが「リノール酸S」であり、2001年に有効美白成分として厚生労働省から認可されています。

元々3つの脂肪酸から構成されるリノール酸を、酵素処理によって遊離リノール酸という1つの脂肪酸へと変化させたものが、リノール酸Sです。このような構造変化が、メラノサイトが存在する表皮への作用を可能にし、リノール酸の美白効果を活かすことが出来ます。


リノール酸の美白効果は?副作用はないの?


チロシナーゼを分解してシミを防ぐ

紫外線をたくさん浴びれば、皮膚を守るためにメラニンが大量に生産されますが、必ずしもそれら全てがシミの元となってしまうというわけではありません。メラニンは、ある程度の量は肌のターンオーバーで排出されていきます。

ただしメラニン量が多くなり過ぎて肌に残ってしまったとき、チロシナーゼという酵素の働きかけによってメラニンが黒色に変わり、これがシミとなります。


リノール酸には、チロシナーゼを分離・分解する働きがあります。こうしてメラニンが黒色化されることなく、シミのもとを減らす美白効果が期待できるのです。

有名な美白成分であるハイドロキノンは、チロシナーゼの働きを阻害することで美白効果を発揮しますが、リノール酸の場合には、チロシナーゼそのものの量を減らすことができます。


臨床試験では肝斑の改善にも効果が見られており、リノール酸はシミの予防だけでなく、既にできてしまったシミの改善にも働きかけるものと考えられています。

油へのアレルギーに注意

リノール酸は天然由来の成分で、元々体内に存在する必須脂肪酸であることから、美白化粧品として肌に塗布しても何ら問題はありません。厚生労働省によって医薬部外品としても認可されています。

安全性に問題はありませんが、油に対するアレルギーがある方が摂取すると、腫れや赤み、痒みが生じる恐れがあります。そのような症状が出た場合には、使用を中止します。


リノール酸摂取の注意点


美白効果を引き出すには化粧品が一番

植物油や味噌、酒かすなどのリノール酸を含む食品には栄養があり、毎日の食事で摂る分には良いものです。

ただしリノール酸の美白効果を得ようとして、むやみにこれらの食品を摂り過ぎてしまうのはおすすめできません。リノール酸を摂り過ぎると油に対するアレルギー反応が出やすくなったり、肥満や塩分の摂り過ぎにつながってしまいます。


美白のために摂取する場合、口から成分を摂りいれてもなかなか表皮にまでは効果が行き届きづらい、ということもあるでしょう。かといって植物油をそのまま肌に塗っても、リノール酸は表皮を通り抜けてしまいます。

リノール酸の美白効果を活かすには、植物油を直接使うよりも、リノール酸Sが配合された美白化粧品を利用したほうが効果的です。

美白化粧品は継続することが大事!



日焼け対策をしっかりしていても、ある程度の紫外線ダメージは避けることが出来ず、メラニンの元は日々作られています。これをシミにしないためには、美白ケアも日々続けていくことが大切です。

リノール酸配合の美白化粧品を探してみると色々な商品があり、自分の肌に合うかどうかは使ってみないと分からないものです。しかしリノール酸に限らず、いくら良い成分でも肌質に合わないことはありえます。


せっかく高額な化粧品を買ったのに、肌に合わず使えないのは残念ですよね。そんなとき、トライアルセットや返金保証がある商品なら助かります。美白化粧品を特集したインターネットサイトで探してみると見つけやすいでしょう。

また、リノール酸配合の化粧品では、ビタミンC・Eが同時配合されているものを選ぶと相乗効果を期待できます。

<リノール酸の美白効果と摂取する場合の注意点・まとめ>

  • 食用油や味噌に含まれる必須脂肪酸のひとつ
  • 保湿しながら肌を整えるスーパー美白成分
  • リノール酸Sなら表皮への美白作用が得やすい
  • チロシナーゼを分解してシミの元を作らせない
  • 油にアレルギーがある方は注意
  • 美白化粧品でリノール酸の効果を引き出す