肝斑にも効果あり?美白成分、トラネキサム酸の効果とは



皆さんが抱えているお肌の悩みやトラブルは、何でしょうか?

乾燥肌で潤い不足、小じわが気になる……という方もいれば、常に脂っぽい脂性肌だから吹き出物が治らない……という方もいるでしょう。いずれにしても、自分の肌質に合った化粧品を選ぶことが大切ですよね。


また、30代以上になると多くなる肌トラブルがシミ・そばかす。若々しい印象を保つためには天敵となる存在です。シミやそばかすに効果を示す代表的な成分は「ビタミンC」だといわれていますが、実は、最近、新たな成分が注目されているんです!

それは、“トラネキサム酸”という成分。皆さんご存知でしょうか?

今回は、そんな“トラネキサム酸”とは何か、そしてその美白効果をご紹介していきたいと思います。


トラネキサム酸って何?

ビタミンCと並んで注目されつつある“トラネキサム酸”。「初めて聞く」という方もいらっしゃると思います。詳しくご説明しましょう。

トラネキサム酸は医療現場で使われている

トラネキサム酸は、平たくいえばアミノ酸の一種なんです。抗炎症作用や止血作用があるため、元々は医療現場で使われてきた薬です。主にじんましんの治療、止血のために使用されています。

それが、1979年、肝斑の改善に効果があるということが明らかになり、たちまち美容界でも需要が高まるようになったのです。最近ではトラネキサム酸を含んだ化粧水も多く出回っています。

トラネキサム酸は風邪薬にも使われている

そんなトラネキサム酸ですが、実は風邪薬にも使われているって知っていますか?

トラネキサム酸は、街のドラッグストアやディスカウントショップなどで市販されている風邪薬にも、普通に配合されています。あまり気にしたことないという方も、一度パッケージの成分表を見てみてくださいね。

なぜ、風邪薬に使われているのかというと、トラネキサム酸は粘膜に対しても抗炎症作用を発揮します。ゆえに、のどの痛みを和らげる効果を持っているのです。

トラネキサム酸は化粧品などの液体だけでなく、個体の錠剤としても使用されているということです。


トラネキサム酸の美白効果について



トラネキサム酸は肝斑の改善に効果があります。ゆえにシミやそばかすのケアにも高い効果があると言われています。

ここからは、トラネキサム酸の美白効果についてご説明していきましょう。

肝斑って、なに?

肝斑はシミの一種ですが、一般的なシミとは少し違った性質を持っています。頬の両側にほぼ対称にできるシミが肝斑。妊婦さんや更年期障害の際にピルを使用した場合などに出ることがあるといわれています。

主に30代~40代の女性に現れるという肝斑。一説では女性ホルモンの“プロゲステロン”が関わっているという話もありますが、確信的な証拠は現在では見つかっていないそうです。

いずれにしても、肝斑はなかなか改善するのが難しいといわれてきただけに、それを予防することができるトラネキサム酸は、非常に希少価値のある成分だといえるでしょう。

トラネキサム酸に美白効果がある理由

肝斑の一因として挙げられているのが、“メラノサイト”(色素細胞)と呼ばれるメラニンを形成する細胞が活性化してしまうというものです。

メラノサイトが活性化すると、シミやそばかすの原因にもなる“メラニン”が生成されてしまいます。メラニンを生成する物質は“プラスミン”と呼ばれており、女性にとってはこれが厄介な存在というわけです。


このメラニンの生成を抑止するのがトラネキサム酸なんです。トラネキサム酸は、抗プラスミン作用を持っています。肝斑をつくる原因を根本から取り除いてくれるのです!

トラネキサム酸は肝斑に大きな効果を示してくれますが、一般的なシミやそばかすには効かないこともあるそうです。化粧品の種類によっても差が生じると思いますので、他に含まれている成分や口コミなどを参考にして選ぶことをおススメします。


トラネキサム酸の副作用・注意点



肝斑の予防、改善に効果があるということはお分かり頂けたと思います。

しかし、トラネキサム酸は医療現場でも使われているくらい作用の大きな成分。副作用は比較的少なめだといわれているそうですが、内服としての使用を考えている方、もしくは使用していてなんらかの症状が起きた方は一度副作用について知っておいてもらいたいと思います。

体調が悪くなることがある

トラネキサム酸の服用により起こりやすい副作用は体調の変化です。

食欲不振や吐き気、胸やけなど気分が悪くなるといった例が挙げられます。また、人によっては眠気をもよおすこともあるそうなので、車を運転する際や職場などで服用する場合は注意が必要です。他には、じんましんなどの発疹が起こるといったケースもあります。

症状が酷い場合は、服用を辞めるか、医師に相談してみることをおススメします。

飲みすぎに注意しましょう

トラネキサム酸に美白効果があるからといって、定められた量を越えて服用することは絶対にやめましょう。副作用を引き起こすリスクが高まり、健康を害してしまう恐れがあるからです。

また、トラネキサム酸は長期に渡って飲み続ける必要がないという研究結果も出ています。8週間を上限として、それ以上飲み続けることは奨められていません。その理由としては、トラネキサム酸は8週間で十分効果が得られるからだと言われています。



以上、“トラネキサム酸”とは何か、そしてその美白効果についてご紹介しました。

トラネキサム酸は肝斑に効果があることは確かですが、副作用が起こるという例も挙げられています。

お肌の美白を目指すのであれば、内服用の薬よりも、化粧品を使って外側からアプローチした方が安全かもしれませんね♪

<美白成分、トラネキサム酸の効果とは・まとめ>

  • トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、抗炎症作用や止血作用がある。
  • トラネキサム酸には抗炎症作用もあり、のどの痛みを和らげる効果を持っている。
  • トラネキサム酸は改善するのが難しい肝斑に効果がある。
  • トラネキサム酸はメラニンを生成する物質 “プラスミン”を抑制する作用を持っている。
  • 副作用として食欲不振や吐き気、胸やけなどの症状が見られ、人によっては眠気や発疹も起こり得るので注意が必要。
  • トラネキサム酸は8週間で十分効果が得られるからだと言われている。