厚生労働省が認める、9つの美白成分



昨今の美白ブームを受けて、化粧品に使われる美白成分も多様化してきました。しかし、現在、厚生労働省が認可している美白成分は、アルブチンやエラグ酸、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸などの20種類以上あります。ここでは、その厚生労働省が認める美白成分の内、9つを簡単に紹介します。


美白化粧品にもよく使われているアルブチンは、ツツジ科の植物であるコケモモやウワウルシの葉などに含まれている成分で、皮膚のシミのもととなるメラニン色素の合成を阻害する働きがあります。

メラニン色素が合成されるためには、チロシナーゼという酵素が必要となるのですが、アルブチンはその酵素に直接作用してメラニン色素が作られるのを防いでくれます。


同様に、チロシナーゼの働きを抑える作用をもつ成分が、ストロベリーやクランベリー、ラズベリーなどに多く含まれているエラグ酸です。エラグ酸はメラニン色素の合成を阻害するとともに、その高い抗酸化力によって美白を含めた肌のアンチエイジングをサポートします。


9つの美白成分の一つ、ビタミンC誘導体は、レモンやキウイなどに豊富に含まれている抗酸化作用の強い成分であるビタミンCを加工した化合物です。誘導体の名称で分かるように、美白やアンチエイジングの働きをもつビタミンCが安定性を保って皮膚に吸収されやすい形に加工されているため高い効果が期待できます。


カモミラETはハーブでお馴染みのキク科の植物カモミールに含まれる成分で、皮膚のシミの要因となるメラノサイトへの情報伝達物質であるエンドセリンの働きを抑制する作用があります。また、皮膚の保湿や血流促進などの働きもあり、美白だけでなく肌乾燥やくすみ改善の効果も期待することができるでしょう。


トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸の一種で、肝斑(30代以降の女性にできやすい顔のシミ)の内服薬に配合されている成分としてよく知られています。最近ではこのトラネキサム酸が含まれた美白化粧品も開発され、スキンケアによりメラニン色素の生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ効果が期待できるようになりました。


リノール酸は食品にも用いられる不飽和脂肪酸の一種ですが、メラニン色素の生成を抑制する働きに着目して研究が続けられた結果、チロシナーゼ分解促進作用による美白効果があることが分かりました。紫外線の影響による皮膚の日焼け、シミ、ソバカスなどを防ぐ効果ができる美白成分です。


ルシノールは、北欧やシベリアに自生するマツ科の植物モミに含まれる4-n-ブチルレゾルシノールに着目して開発された美白成分です。皮膚のシミ要因となるメラニンの生成は、チロシンとチロシナーゼが合成されて起こるものですが、ルシノールはこの合成をブロックしてシミの発生を防ぎます。


プラセンタエキスは哺乳類の胎盤に含まれる物質で、アミノ酸・ミネラル・たんぱく質・活性ペプチド・各種ビタミン類など豊富な栄養素を有しています。このプラセンタエキスには皮膚の細胞分裂を促進させる成長因子や、アンチエイジングやターンオーバーを促す働きがあり美白効果が期待できます。


大豆や卵黄から抽出されるt-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)は、メラニンを生成する細胞メラノサイトへの情報伝達を阻害し、紫外線によるシミやソバカスの発生を抑制する働きがある美白成分です。


上記9種類は厚生労働省によって認められた美白の有効成分です。
それぞれの特徴を考慮し、自分に合った美白化粧品選びをしてみてはいかがでしょうか。