シミの種類、老人性色素斑の特徴や治療法は?



シミにも色々な種類がありますが、なかでも代表的で誰にでもできやすいのが、「老人性色素斑」です。老人性といいますが、紫外線をたくさん浴びてしまうことで、若い方でも発生してしまうことがあります。

肌を老けて見えさせてしまうシミは、「年齢のせいだから」と諦めずにできることなら予防したり、治療して少しでも改善したいですよね。


まずは老人性色素斑とはどのようなシミなのかを知り、その原因や対策、治療法について確認しておきましょう。

老人性色素斑ってどんなシミ?

老人性色素斑とは



老人性色素斑は、主に目の周りや頬、デコルテ部分、手の甲や前腕など、紫外線が当たりやすい部位にできるシミです。

色は薄茶色~濃褐色、サイズは小さなものは5mm程度、大きいものでは2センチ以上、数個の場合もあれば十数個出来たりと、現れ方に個人差があります。境界線ははっきりとして目立ち、丸に近い形やいびつなものも多く見られます。


「年寄りじみ」と呼ばれる通り40歳前後から現れはじめ、年齢とともに増加する傾向があります。

もともと色白の方や、若い頃から紫外線を多く浴びていると、20代などより早い時期から老人性色素斑が現れたり、出産後に増えるケースも見られます。

診断方法は?

悪性のものではないので、通常は診察のみで特別な検査は行われません。ただし形状や出方によっては、前ガン状態の日光角化症や悪性のホクロでないかどうか判断する必要があり、その場合幹部を一部切除して、病理組織検査を行います。

老人性色素斑かチェックしてみよう

シミが気になり始めたとき、下記の項目に多くあてはまるほど、そのシミが老人性色素斑である可能性が高くなります。

今はそれほどシミが見えていなくても3つ以上の項目に当てはまるときには、老人性色素斑が出来やすい状態と考えましょう。

・シミは丸に近いいびつな形をしている
・1cm程度の大きさ
・日焼け止めは夏だけ
・学生時代日焼けしていた
・日差しが強い屋外しか紫外線対策していない
・日焼け止めを塗りなおしていない
・屋外で過ごす時間が長い
・睡眠時間が短め
・喫煙者である
・ストレスが溜まりがち
・40歳頃からシミが気になり始めた



老人性色素斑の治療法は?



老人性色素斑は残念ながら自然に治ることはなく、年齢とともに色が濃くなったり、数が増えていきます。ただし他のシミに比べ、比較的改善しやすいシミでもあります。治療法について確認していきましょう。

レーザー治療

老人性色素斑の主な治療法のひとつが、美容外科や皮膚科での医療用レーザーによる治療です。

すぐに高い効果を期待できるのがメリットですが、なかには改善しないケースもあること、美容目的の治療では健康保険が適応されず、費用が高額になるのがデメリットです。


照射は短時間で済み、痛みはゴムではじかれた程度と言われますが、感じ方には個人差があります。患部がかさぶたになって、10日ほどかけて回復します。

かさぶたと一緒にシミ部分が取れていきますが、再度色が濃くなってしまう炎症後色素沈着を起こす場合があり、この場合外用薬での治療を行います。


治療のリスクを減らすためには、スキルの高い医師がいるクリニックを選んだり、事前のカウンセリングで十分に治療内容を理解し、納得して受ける必要があります。

シミの大きさや数が少なければ数万円で済みますが、10万円以上かかる場合もあります。

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光治療

強い光を瞬間的に当てて、シミを治していきます。レーザーに比べ効き目がマイルドでかさぶたが目立ちにくく、広範囲の治療に向いています。3週間~1ヶ月ごとに、数回施術を受ける必要があります。そのほか、ケミカルピーリングや凍結療法が選ばれることもあります。

ハイドロキノンやトレチノインでの治療

「肌の漂白剤」ともいわれる強力な美白作用成分「ハイドロキノン」や、ビタミンA誘導体の一種でターンオーバーを促す「トレチノイン」の外用薬の使用も、老人性色素斑の治療に効果があります。

単体での処方だけでなく、レーザー治療との併用や、ハイドロキノンとトレチノインを併用することがあります。


作用が強いので、副作用として赤みや白抜けが起こるケースがあり、使用には注意が必要です。必ずパッチテストを行い、指示を守って正しく使うようにしましょう。使用中は肌が無防備な状態になるため、紫外線対策を徹底することが大切です。

病院での処方に比べれば低濃度ですが、市販の化粧品にもハイドロキノンを配合したものがあります。シミ化粧品の口コミサイトで探してみてください。


自分ではシミだと思い込んでいたものが、実はアザである可能性もあります。まずは医師に相談してから、治療法を検討すると安心です。


老人性色素斑の原因や対策は?


原因は紫外線

老人性色素斑の原因ははっきりしているわけではありませんが、軽度の肥厚がありメラニン色素の増加がみられることからも、光老化の一症状、つまり紫外線ダメージの蓄積が原因と考えられます。

紫外線を浴び続けた皮膚細胞は老化が早く、メラニン細胞が異常に機能して必要以上のメラニンが作られてしまいます。ターンオーバーの遅れも重なり、シミの元が排出されずに色素斑になって現れてくるのです。

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紫外線対策が最重要

原因に対応し、早い時期から紫外線対策に心掛けることが、老人性色素斑の一番の予防・対策になることは明らかです。

今はそれほどシミが目立たない方は予防として、既にシミが気になる方はこれ以上濃く、増やさないように、普段から紫外線対策に気をつけます。


日焼け止めクリームを正しく使い、並行して美白化粧品を上手に使っていきましょう。シミ対策成分の研究成果から、近年ではシミに様々にアプローチする商品が販売されています。口コミサイトの情報も参考に、自分の肌状態や肌質、生活環境に合った化粧品を選んでみてください。

同時に、ストレスを溜めないようにする、栄養バランスのとれた規則正しい食事、十分な睡眠と運動習慣など、普段の生活を見直すことも老人性色素斑の予防・対策に役立ちます。

<シミの種類、老人性色素斑の特徴や治療法は?・まとめ>

  • 日に焼けやすい場所に、40歳頃から現れ始めるシミ
  • 悪性のホクロと区別するため切除、診断することもある
  • レーザーや光治療など、美容外科や皮膚科での治療が可能
  • ハイドロキノンなどの外用薬を用いる方法も
  • 原因は紫外線ダメージの蓄積
  • 紫外線対策に重点を置き、正しい生活習慣を身につける