【お肌の生まれ変わり】ターンオーバーと美白・シミの関係



実際に感じられるものではありませんが、私たちの肌はある程度の期間をかけて剥がれ落ち、新しい肌へと生まれ変わることを繰り返しています。

怪我をしても傷がカサブタになって剥がれ落ち、いつの間にか肌がきれいになっていくのは、この生まれ変わりがあるためです。このような肌の代謝のサイクルのことを「ターンオーバー」と呼んでいます。


いくら高級な化粧品を使っても、ターンオーバーがうまくいっていなければ肝心の土台となる肌状態が悪くなり、せっかくのメイクも見栄えしないものになってしまいます。ターンオーバーは美肌作りの第一歩と言って良いでしょう。

ターンオーバーが遅れるのは困りますが、実は早すぎるのもまた良くない、というのはご存知ですか?ここでは美白対策とターンオーバーの関係について、ターンオーバーを正常化するにはどうしたらいいのかポイントをまとめ、美白化粧品でのケアについても触れていきます。


美白対策のポイントは「ターンオーバー」にあり!


ターンオーバーの仕組み

タンパク質の層である肌は3段構造になっていて、肌表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の順に重なっています。「角質層」が存在するのは表皮です。

常に外気にさらされ、厚さわずか0.2mmの層によって異物の侵入を防いだり、肌の大事な保護機能である水分保持を担います。

表皮の下の真皮は2mm程度の厚みがあり、皮膚の主要構造です。コラーゲンやエラスチンなどで構成され、肌の弾力やハリを保つ役割をもちます。一番下の皮下組織は脂肪で形成され、肌組織に栄養を運んだり、老廃物を排出します。


ターンオーバーは表皮で起こります。表皮は表面から見ると「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の4層構造です。

まず一番下の基底層で新しい細胞が生まれ、分裂を繰り返しながら顆粒層、有棘層を超えて角質層に到達し、表面の古い角質層を押し上げていきます。古い角質がターンオーバーによって垢として剥がれ落ちると、その下に生まれている肌細胞が、新しい表皮となるわけです。


平べったく角化した層は肌を守るバリアとして働き、古くなるとまた新しい角質層に入れ替わります。ターンオーバーの目的は、常にしなやかで強い角質バリアを維持することなのです。

体の部分や年齢で周期が変わる



ターンオーバーの周期は、基底層から顆粒層までの移動に14~42日、角質細胞となって剥がれ落ちるまでに2週間程度かかり、個人差があるものの目安として28~56日と言われます。

顔などが比較的周期が早めで、手や足など体の先端へ近づくほど、血行の影響でターンオーバーは遅めになります。


加齢とともに代謝力が低下しターンオーバーも遅れていくのが一般的で、30~40代で45日程度です。レーザー治療の傷も、通常1週間程度でカサブタが剥がれ落ちるところ、50代では2~3週間かかるといいます。

自分のターンオーバーの周期は「角質チェッカー」という器具を使って、角質の状態をチェックすることで測定が可能です。高価な器具のため、気になる方はサロンやクリニックで相談してみてください。

ターンオーバーの遅れがシミの原因に

紫外線やその他の刺激によって角質層に発生したメラニン色素は、ターンオーバーが順調であれば、周期ごとにちゃんと剥がれ落ちていきていきます。そのため日焼けでいったん黒くなった肌も、ターンオーバーによって元の肌色に戻っていき、シミになることはありません。

しかしターンオーバーが遅れるなどスムーズでなくなってくると、古い角質層が排出されずに表皮が厚くなっていき、肌の透明感が失われてくすんできます。さらにメラニンが排出されないために肌色が元に戻らず、シミとしていつまでも色素沈着してしまうのです。

ターンオーバーが早すぎてもダメ

ターンオーバーの遅れがシミの元だからといって、顔を洗いすぎたり、無理なピーリングを重ねるなど角質ケアばかりしていると、今度はターンオーバーが早まり過ぎてしまいます。

新しい細胞が、不全角化と呼ばれる未熟な細胞のまま表面に押し上げらることで、肌の表面の細胞が小さく薄く、ゴワゴワしたものになります。傷みやすく、充分な水分を保持できないため、乾燥もしやすくなります。


剥がれやすいために皮が剥けてきたり、毛穴が目立ち、バリア機能の低下で皮脂が出やすくなります。キメが荒くなり、シミ、赤み、ニキビなど様々な肌トラブルを招きやすくなるのです。

このような肌状態の悪化をなんとかしようと古い角質を剥がすことに注力してしまうと、ますますバリア機能が低下して肌が荒れていく悪循環に陥ってしまいます。


ターンオーバーを正常化するポイント!


生活習慣の見直し

睡眠不足や就寝・起床時間の遅れによる生活リズムの乱れ、栄養が偏ったメニューや不規則な食事、冷え、運動不足、ストレスの蓄積といった生活習慣の乱れが、ターンオーバーを狂わせる大きな原因となっています。

このような乱れを見直すことで、ターンオーバーの正常化に役立ちます。肌の代謝が活発になる就寝時間を、少なくとも6時間以上確保して体調を整え、生活リズムをできるだけ乱さないようにします。


だいたい毎日同じ時間に、栄養バランスに心掛けた食事を摂るようにし、適度な運動を続け、体を冷やさないよう気をつけてストレスを解消しましょう。美白のためにしっかり意識して、習慣にしてしまうと良いですね。

ターンオーバーはエネルギーを使います。体力を激しく消費する運動は、少なくとも就寝の2時間前までには終わらせ、眠る前はリラックスできるようにしましょう。同じく、就寝前に食事をしてエネルギーを消化に費やすのも厳禁です。


紫外線や乾燥、物理的な刺激といった肌ダメージによっても、ターンオーバーが早まったり遅れたりします。年間を通した日焼け対策、乾燥対策を心がけ、洗顔やメイク時などでゴシゴシこすらないように注意します。

正しく安全なスキンケアを

適度なピーリングを定期的に行うことで、遅れがちなターンオーバーを元に戻すことができますが、やり過ぎれば弱く未熟な肌になってしまい、逆効果です。

また自宅でのピーリングではトラブルが起こりやすくなります。ピーリングはできれば信頼できるクリニックで、やり過ぎない程度に行うようにします。


毎日使用している化粧品がターンオーバーに影響する可能性があります。角質剥がれを促す界面活性剤、刺激の強いピーリング剤を使った洗顔料、角質柔軟作用が強い化粧品、耐水機能強化の化学成分を配合したUVケア化粧品などです。

美肌のために選んだ商品が逆に肌を傷めることにならないよう、肌に優しく安心して使える化粧品を選びたいですね。


美白化粧品でのケアも忘れずに!



美白、シミ予防・改善には、ターンオーバーが深く関係していることが分かりました。シミやくすみ、大人ニキビなどの肌トラブルが増える、傷が治りにくくなる状態は、ターンオーバーが乱れている兆候と考え、美白ケアに注目したいタイミングです。

先に挙げたような生活習慣の改善が体の中から肌状態を良くしてくれると捉えるなら、体の外から効率的に肌に働きかけるのが化粧品です。


ターンオーバーの正常化のためには保湿成分が十分含まれたもの、ハリや弾力を取り戻す美白成分配合のものがおすすめです。

刺激の強い化学成分が多いものに注意しつつ、インターネットの口コミサイトなどで、条件に合った化粧品を探してみてください。トライアルキットや返金保証のある商品なら、万が一肌に合わないときにも安心です。

<【お肌の生まれ変わり】ターンオーバーと美白・シミの関係 まとめ>

  • しなやかで強い角質維持のため表皮でターンオーバーが起こる
  • 周期は28~56日、加齢とともに遅れるのが一般的
  • ターンオーバーの遅れでくすみ、シミが沈着
  • ターンオーバーが早すぎると未熟で傷みやすい肌に
  • 肌に良くない不規則な生活を改善
  • 保湿、ハリ、弾力を重視した美白化粧品がおすすめ